色彩検定試験では、出題内容がいくつかの分野に分かれていて、3級、2級、1級へとそれぞれの分野でレベルアップしていくような形になっています。いくつかの分野とは、色彩と文化、色と表示、光と色、色彩心理、色彩調和、ファッション、インテリア、環境の8つです。
さらに2級ではは色彩効果が加わり9つの分野、1級では色彩の分野がなくなり、色彩の実務とプロダクトが加わって9つの分野となります。3級では、色彩と文化(色彩の働き)、色と表示(色の三属性と色立体、マンセル表色系、PCCS、色名、慣用色名)、光と色(光と色、照明、混色)、色彩心理(色の心理的効果、色の持つ視覚効果)、
色彩調和(配色の基本的な考え方、色相を手がかりにした配色、トーンを手がかりにした配色、明度を手がかりにした配色、彩度を手がかりにした配色配色の基本的な用語)、ファッション(概論、色彩、カラーコーディネート)、インテリア(色彩、カラーコーディネーション)、環境(環境色彩、環境色彩が目指す色彩の働き、エクステリア環境色彩の基礎)。
2級では、3級で学んだことをさらに深めつつ、色彩と文化(ヨーロッパと日本の色彩文化)、色と表示(オストワルト表色系、NCS、XYZ表色系の入門)、光と色(光の性質、視覚系の構造、色覚説、技術)、色彩心理(色の知覚的効果、心理的評価方法)、色彩調和(配色技法:類型的な配色、配色技法:色相分割の配色)、色彩効果(美的構成と配色、色彩効果と配色のイメージ)、ファッション( 配色、流行色)、
インテリア(デザインと色彩、配色、スタイルと色彩、エレメントと色彩、素材、照明)、環境(エクステリア環境色彩、環境色彩計画の手順と内容、外回りの照明)。1級では、2級で学んだことをさらに深めつつ、色彩の実務(色彩管理、安全色)、色と表示CIE XYZ表色系)、光と色(色の知覚、色覚異常、測色)、色彩心理(色知覚の複雑性)、色彩調和(色彩調和論)、
ファッション(ビジネス、商品企画、繊維について)、プロダクト(デザインの領域と色彩の役割、時代を反映する色彩、自動車と家電、色彩と光、色彩計画のプロセス、素材・色材に関する知識、総論)、インテリア(カラーコーディネーションとは、インテリアの色彩計画、非住宅空間の色彩)、環境(時代が求めるエクステリア環境色彩、景観形成への対応と視点、景観材料のカラーコーディネーション、サイン計画と色彩)。
カラーの仕事の需要はこれからもっと増えていくでしょう。企業においても、個人においても、カラーに関することを、誰に依頼してよいかわからないという場合も多いのです。また、カラーが活用できることを気づいてない人もたくさんいます。その方々に、提案していくことも含め将来性はあると思います。人々が豊かになる為に色彩は必要です。人々が豊かになると色彩は必要です。
今あるものをより良くする為に必要なのです。建築の分野においてこんな話があります。建築デザインにおいて最も簡単に良いデザインにするには色彩を利用することだそうです。コスト削減などによって良いものが作れなくなってくるとも多いかと思いますが、形のデザインに使えなくても色彩を工夫するだけでもっと良いものを作ることができるのです。
また、今あるものを再生利用しようという動きも高まっています。リノベーションには、あらたなデザインが必要になってきます。そのでも色彩は大きな力を発揮するでしょう。できないこともたくさんありますが、できることに目を向ければ需要はたくさん見えてくるはずです。新たな需要を探して自ら動けばいくらでもあります。
学んだ知識はあなたのものなので、どう活かすかもあなた次第です。自分が活かしたいなと感じる分野で、自分には何ができるのかを考え需要を増やしていけば良いのです。まだまだ、これから色彩の知識や技術を必要としている分野があるはずです。あなたもこれからを作っていく1人になりましょう。
色彩検定資格を取得したら、自分の知識を活かして人に教えるという選択肢もあります。自分が学んできた方法を活かして教えるのも良いですし、それだけでなく、多くの人の体験を知ることでもっとより効率的な勉強方法を実践することができます。講師として必要なのは、まず学習用の教材を作ることです。
公式のテキストだけではわからないことを、解りやすくまとめた教材は必要となってきます。口頭で教えるだけでなく、まとめたものがあると教えられる側も、学んだことを自分で再確認することもできるので、誰が見ても解りやすいものを作れる能力が必要となってきます。そのためには、マーケティングやリサーチ能力も必要です。
誰にでも解るように作る為には、自分だけの見方だけでなく多くの人の考え方を知ることが必要となってくるからです。それから、話し方も重要になってきます。解りやすく伝える為には、順序よく話、聞いている側が混乱しないようにしなければなりますん。また、その中でも重要なポイントを的確に印象に残すことが大切です。
それだけでなく、教えてもらえてよかったと思えるような気持ちのいい授業をするための努力を絶えず続けることが大切です。常に、人を相手にしていることを忘れずに、丁寧な対応を心がけましょう。自分は教えた生徒が合格したら、たくさんの人の活躍の場を広げられたことが、より自分の大きな力へと繋がっていくでしょう。
色彩検定資格は医療の場にも活かすことができます。色は人の心理に大きな影響を与えます。また、色彩を通して人の心を知ることもできます。色彩を使って人を癒すことができます。具体的には、メイクなどもその1つです。老人ホームなどへ行き、お年寄りの方にメイクをしてあげることで、心を癒します。
お年寄りの方だけでなく、病気で入院している方などは生活の場が限られてしまいます。その為、やる気をなくしたり、喜びも少なくなってきてしまいます。色彩によって豊かな心を取り戻すことができるのです。また、空間の色を変えてみたりすることによって、気分も大きく変わってきます。刑務所の壁をピンク色にしたらイライラする人が減り、問題を起こさなくなった説もあります。
色彩は人の心を豊かにするだけでなく、病んだ心を治療する力も持っています。鬱病の人にも効果的です。また、そういった方々の心の中を知る為に、色彩による心理テストなども行われています。イギリスから始まったオーラソーマというカラーでラピーがあります。2色の液体がボトルに入った物を使い行うセラピーで大変人気です。
その他にも、カラーセラピストは様々な方法があります。セラピストとして活躍するには、色彩の知識だけでなく、医学的な知識も多少なり必要となってきます。人に影響を与える仕事ですので、安易な気持ちで始めるのはやめましょう。自分を過信することなく、正しい知識を持って仕事に取り組んで下さい。