色彩検定では1級1次試験免除システムというものがあり、1級1次試験に合格し、2次試験には不合格になった場合、又は、2次試験を欠席した場合に1次試験が免除されます。1次試験を合格した後、翌年から2年間(2回)に限り1次試験が免除になり、2次試験の結果のみで合否が決定されます。
つまり、今年は1次試験だけ受けて、来年2次試験を受けようなど、自分に合った受験方法を選択することができます。2次試験では、3級や2級で勉強した範囲も総合的に復習しなければならないので、初めから計画的に1次試験と2次試験を分けて受験するのも良いかもしれません。ただし、1次試験が免除になった場合でも、受験料の減額などの考慮はされていませんのでご注意下さい。
3級、2級試験とは違い、1級の2次試験では選択項目は無く記述式になりますので、3級の合格率約75%、2級の合格率約55%、1級の合格率約25%と、2級と1級の差が大きいことからも解るようにとても難しくなっています。級や2級と1級の受験者数の差や、1級の1次試験と2次試験の合格者数を見ても、やはり2次試験の合格率が低くなっているようです。
1級1次試験免除システムを利用しても2次試験を受けられるのは3回だけ。1級を合格するには、2次試験の勉強をしっかりすることが大切です。2級までは受けたけれど、1級は難しいのでやめておこうなど初めから諦めないで、まず1次試験に合格すれば2次試験は3回受けられると、前向きに検討してみましょう。
色彩検定試験とはどのようなものなのでしょうか。色彩検定は正式名「A・F・T色彩検定」のことです。A・F・Tは、All Japan Fashion Teachersの略で、1990年から色彩検定を実施している団体、全国服飾教育者連合会のことです。1990年から実地され始め、1994年にはその内容が生涯学習の一環として高く評価されてきました。そして、1995年度より文部科学省認定となり、2006年度からは同省後援の検定となりました。
色彩検定を国家資格だと思われている方もいらっしゃるかと思いますが、今現在では文部科学省認定でもなく、後援の資格となっています。資格を実地している全国服飾教育者連合会なのですが、色彩検定の実地だけでなく、カラーコーディネートを行っている様々な分野の企業から講師として招いてセミナーを開催したり、資格を活かしていくための講座を開催するなど、精力的に活動をおこなっています。
さらに、ファッション部門やポスター部門を設けたコンクールも開催しています。そして見事A・F・T特別賞(ポスター部門)に輝けばと、次年度のテキストの表紙デザインとして採用されます。色彩検定は、3級、2級、1級と3段階にレベルが分かれた試験なのですが、1級と取ったからといってそこで終わりではないのです。1級を取得してからどう活かしていくのかが大切なのです。
