色彩検定では、色彩に関していくつかの分野に分けて勉強していきます。光と色。色を見ることができるのは光があるからです。光が無ければすべてが真っ黒です。また、照明によっても色の見え方が変わってきます。この分野では光の色への関わりを学びます。
色の表示。色はたくさんありますが、何色というような名前だけでは他人にどんな色かを正確に伝えることができません。この分野では、色を数値や記号で表し、 マンセル表色系やオストワルト表色系やいくつかの表示方法を学びます。色彩心理。色を見た人への影響を勉強します。色を見るのは人間ですから、明るい色、暗い色など、色を見てどう感じるのか、色を使ってデザインするのに役立てます。
色彩調和。色と色の関わりを勉強します。色は一色だけで表現するのではなく。混ぜたり、2つ、3つ合わせて使うことがほとんどでしょう。そこで、どの色とどの色が合うのかをここでは学びます。色彩と生活、色彩と文化、色彩の実務。ここでは、色彩の日本だけでなく世界での色彩の歴史や、色彩が生活にどのように関わってきたのか、どう管理していくのかを学びます。
ファッション、インテリア、プロダクト、環境。ここでは、色彩が使われる業界との関わりを学んでいきます。色と素材や、空間や大きい場所で使われる色彩の見え方の変化などを学びます。その他、色彩に関することを学びます。知識だけでなく、配色や色彩計画の方法まで実践的なことも内容に含まれていますので、すぐに役立てることができます。
色彩検定試験とはどのようなものなのでしょうか。色彩検定は正式名「A・F・T色彩検定」のことです。A・F・Tは、All Japan Fashion Teachersの略で、1990年から色彩検定を実施している団体、全国服飾教育者連合会のことです。1990年から実地され始め、1994年にはその内容が生涯学習の一環として高く評価されてきました。そして、1995年度より文部科学省認定となり、2006年度からは同省後援の検定となりました。
色彩検定を国家資格だと思われている方もいらっしゃるかと思いますが、今現在では文部科学省認定でもなく、後援の資格となっています。資格を実地している全国服飾教育者連合会なのですが、色彩検定の実地だけでなく、カラーコーディネートを行っている様々な分野の企業から講師として招いてセミナーを開催したり、資格を活かしていくための講座を開催するなど、精力的に活動をおこなっています。
さらに、ファッション部門やポスター部門を設けたコンクールも開催しています。そして見事A・F・T特別賞(ポスター部門)に輝けばと、次年度のテキストの表紙デザインとして採用されます。色彩検定は、3級、2級、1級と3段階にレベルが分かれた試験なのですが、1級と取ったからといってそこで終わりではないのです。1級を取得してからどう活かしていくのかが大切なのです。
