メイン

010色彩検定試験を知ろう アーカイブ

2008年07月08日

色彩検定試験とはどんな資格?

色彩検定とは、正式名「A・F・T色彩検定」のことです。A・F・Tは、All Japan Fashion Teachersの略で、1990年から色彩検定を実施している団体、全国服飾教育者連合会のことです。1990年から実地され始め、1994年にはその内容が生涯学習の一環として高く評価され、1995年度より文部科学省認定となり、2006年度からは同省後援の検定となりました。

国家資格だと思われている方もいらっしゃるかと思いますが、今現在では文部科学省認定でもなく、後援の資格となっています。資格を実地している全国服飾教育者連合会ですが、色彩検定の実地だけでなく、カラーコーディネートを行っている様々な分野の企業から講師として招きセミナーを開催したり、資格を活かしていくための講座を開催するなど、精力的に活動しています。

さらに、ファッション部門、ポスター部門を設けたコンクールも開催しています。見事A・F・T特別賞(ポスター部門)に輝くと、次年度のテキストの表紙デザインとして採用されます。色彩検定は、3級、2級、1級と3段階にレベルが分かれた試験ですが、1級と取ったからといってそこで終わりでは在りません。

1級を取得してからどう活かしていくのかが大切です。色彩やデザインには、決まりも限界もありません。色彩検定資格では、より良いデザインを創る為の目安とした知識や技術を学びます。今ご自分が持っているセンスを大事に、知識と技術を学びより幅広く活用していきましょう。

色彩検定試験は何を学ぶの?

色彩検定では、色彩に関していくつかの分野に分けて勉強していきます。光と色。色を見ることができるのは光があるからです。光が無ければすべてが真っ黒です。また、照明によっても色の見え方が変わってきます。この分野では光の色への関わりを学びます。

色の表示。色はたくさんありますが、何色というような名前だけでは他人にどんな色かを正確に伝えることができません。この分野では、色を数値や記号で表し、 マンセル表色系やオストワルト表色系やいくつかの表示方法を学びます。色彩心理。色を見た人への影響を勉強します。色を見るのは人間ですから、明るい色、暗い色など、色を見てどう感じるのか、色を使ってデザインするのに役立てます。

色彩調和。色と色の関わりを勉強します。色は一色だけで表現するのではなく。混ぜたり、2つ、3つ合わせて使うことがほとんどでしょう。そこで、どの色とどの色が合うのかをここでは学びます。色彩と生活、色彩と文化、色彩の実務。ここでは、色彩の日本だけでなく世界での色彩の歴史や、色彩が生活にどのように関わってきたのか、どう管理していくのかを学びます。

ファッション、インテリア、プロダクト、環境。ここでは、色彩が使われる業界との関わりを学んでいきます。色と素材や、空間や大きい場所で使われる色彩の見え方の変化などを学びます。その他、色彩に関することを学びます。知識だけでなく、配色や色彩計画の方法まで実践的なことも内容に含まれていますので、すぐに役立てることができます。

色彩検定試験とカラーコーディネーター検定試験の違い

色彩検定試験とカラーコーディネーター検定試験は、出題傾向が多少違います。色彩検定は「ファッションコーディネート色彩能力検定」と言われているように、元々はアパレル関係者などファッションに関わる人を対象とした試験でした。

そのため、初期の検定試験はすべて記述式で、文部科学省認定になる以前の試験内容は、ファッションへの応用問題、服飾の歴史、流通の仕組み、アパレル専門用語といった色と直接関係ない問題も出題されていました。

現在は、ほとんどが色彩に関した問いになっており、「色彩検定」としての方向がより明確になっています。それでもまだ服飾と色の関わりが残る内容で、色の分類や配色の種類、流行色、色と柄の関係、服飾史の中の色彩、などが出題されます。

一方カラーコーディネーター検定は、東京商工会議所が主催している検定で、社会の中での色彩について正しく理解し、活用ができる人材育成のために行なわれす資格試験です。企業や地域の産業発展につながることを目的としているので、 光と色の物理学、測色、心理学的評価法、JISなど、色彩検定よりもやや堅く、ビジネスにいかす為の内容になっています。

また、1級が「ファッション色彩」「商品色彩」「環境色彩」と業界ごとに分かれているのが特徴で、それぞれの専門分野で役立てるような資格試験になっています。色彩検定試験とカラーコーディネーター検定試験、どちらとも色彩に関して学ぶ試験で、大きな違いは在りませんが多少認知度が違います。文部科学省が認定していたこともあり、色彩検定の方が就職などには有利となっています。

色彩検定試験はどんな仕事に役立つ?

色彩検定で学んだことは、様々な分野に役立てることができます。もともとファッションカラーコーディネートから始まった資格なので、ファッションには特に適しています。ファッションの中でも、ファッションデザインからファッションコーディネートまで、作る側から売る側まで役立てることができます。アパレル関係のお仕事で、店頭に立ってお客様に洋服を勧める際、確かな知識を持っていた方が自信を持って勧めることができます。

色彩検定はファッション業界だけでなく、プロダクトデザインや、広告デザイン、インテリアデザイン、環境デザインなどにも必要とされています。プロフダクトデザインでは、日常で使う文房具や生活用品から、自動車や飛行機といった大きな物まで幅広く活用されています。

インテリアデザインでは、住居用の住宅だけでなく、オフィスビルや病院などの公共施設まで活かされています。近年では、既存の建物だけでなく、古い物を新しく再生するリノベーションデザインも注目されています。さらに、私たちが生活する環境には色彩デザインがとても重要です。日用品やや建物だけでなく、自然との調和や街全体規模でデザインしていく必要があります。

みんながより豊かに生活していく為に仕事があり、その為に色彩があるのです。色彩を学ぶことは自分を豊かにしてくれ、社会を豊かにしてくれます。どんな分野の仕事でも少なからず色彩と関わってきますので、自分のできる範囲で学んだ知識と技術を活かしてみましょう。

色彩検定試験は誰でも受けられる

資格試験を受けるには、学校へ通って勉強しなければ受けられないものや、年齢制限があるものがありますが、色彩検定は誰でも受けることができます。もちろん小学生でも受けることができます。学校教育では色に関する学習はほとんどありませんが、学校教育にないからといって良くない訳ではありません。

年齢の上限もありませんので、お年の方も受けることができます。例え色に興味がなかったとしても、試験に合格するという目標を持つことで、新たに何かを勉強するということで、自分にとってプラスになると思います。

色彩検定は、国家資格のようなライセンスではありませんが、自分が興味を持ったものを勉強し、しっかり学べたかを確認するため試験はあります。自分だけでなく、資格を取得したということで、社会的に誰からも色に関する知識や技術があると認めてもらえます。色は生活のすべてに関わっていて、知識を得たことで日常の些細なところから活かすことができます。

逆に生活の中から色に興味を持ち、「ここはどうしたらもっと良くなるんだろう」などの疑問を解決したいと思えたら、より学ぶことが楽しくなってくるでしょう。誰でも受けることができる色彩検定、日常の些細なところから活かせる色彩検定、まずは3級から気軽に受けてみてはいかがでしょうか。そこから始まって、もっともっと知りたいと思うかもしれませんよ。

色彩検定試験の魅力

色彩検定資格を取得するとカラーコーディネーターとして活躍することができます。日常から仕事まで広く活用することができるのです。カラーコーディネーターはインテリア・ファッション・グラフィックなど技術職はもとより、販売・企画などの一般的な職種の方まで、幅広く受け入れられている資格です。

年齢・性別・学歴などにも関係なく受けられ、日常生活にも取り入れられる色彩検定資格は、生涯教育としても注目されています。さらに、色彩の知識や技能は、「衣食住」という日常生活をより豊かなものにしてくれるでしょう。日常生活の場面で、「明日はデート。何を着ていこうかな?」と悩まれる方は意外に多いものです。

そんな時に、色彩の知識があれば、自分自身をステキに演出することができます。メイクで印象を変えることもできます。自宅に誰かを呼ぶ時にも、色彩の知識が力を発揮します。カーテンや家具などのインテリアとって、色彩はとっても大切な要素です。色を使ってイメージを変えたり、居心地の良い空間をつくることもできます。

食事にも色彩は大事です。テーブルクロス、マット、食器、それに食材の彩りを考えて料理すれば、見た目にも美味しい料理ができあがります。ビジネスの場面でも、ファッション業界、食品業界、建築業界など様々な業種で色のスペシャリストとして活躍できます。カラーコーディネーターの活躍分野は広がるばかりですから、色彩検定に合格して、仕事の幅を広げてみましょう。

About 010色彩検定試験を知ろう

ブログ「色彩検定」のカテゴリ「010色彩検定試験を知ろう」に投稿されたすべてのエントリーのアーカイブのページです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

次のカテゴリは020色彩検定試験の受験概要です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35